犬は人よりも早く歳を重ねていき、7歳頃からシニア期と呼ばれるようになります。
犬も高齢になると身体機能が衰えて運動量が落ちてきます。
とはいっても、生活環境や食生活の質の向上によって現代の犬は平均寿命が延びていると言われています。
愛犬がいつまでも元気に過ごしていくためには、毎日の食生活が大切になってきます。
この記事では「このこのごはんをシニア犬の主食として与えても大丈夫なのか?」についてお伝えしていきます。
高齢のワンちゃんのためにも、ライフステージに合ったドッグフードを選んであげましょう。
このこのごはんはシニア犬におすすめできる?

パッケージにも「オールステージ」と記載されていますが、このこのごはんは赤ちゃん犬からシニア犬までの全年齢に適したドッグフードです。
でも年齢を重ねたシニア犬に安心して与えられるのかが気になる方も少なくないと思います。
そこで「このこのごはんがシニア犬に本当におすすめできるのか」を様々な角度から検証してみました。
その結論として「このこのごはん」はシニア犬に必要な条件をほとんど満たしていることか分かりました。
それではここからは検証の結果を解説しながらお伝えしていきたいと思います。
シニア犬のドッグフードに必要な5つのポイント
犬も高齢になると、若い成犬に比べて運動量や消化機能、噛む力など様々な場面で老化の影響が出てくることは避けられません。
その為、犬の年齢や状態に合わせたドッグフードを選ぶ必要があります。
シニア犬用のドッグフードを選ぶ時に、抑えておかなければならないポイントが5つあります。
- 灰分が少ない
- オメガ6脂肪酸やオメガ3脂肪酸が配合
- 食べやすい硬さ
- 消化しやすさ
- 不要な添加物が入っていない
初めて聞いた言葉もあるかもしれませんが、シニア犬のドッグフードを選ぶ時には覚えておいて欲しい項目ばかりなのでぜひ読み進めてみて下さい。
灰分が少ない
成分 | 含有量 |
タンパク質 | 21.3%以上 |
脂質 | 8.2%以上 |
粗繊維 | 0.9%以下 |
灰分 | 6.7%以下 |
水分 | 10.0%以下 |
代謝エネルギー | 343kcal/100g |
ドッグフードのパッケージなどに記載されている栄養成分表示を見ると灰分(かいぶん)という成分が記載されています。
灰分とは
原材料に含まれているカルシウム、ナトリウム、鉄、マグネシウム、カリウム、リンなどのミネラルの配合割合の事で、栄養成分表示では(%)で表示されています。
ミネラルは歯や骨、神経細胞などの健康維持に欠かせない栄養素ですが、摂り過ぎるのも良くありません。
灰分は原材料に含まれる様々なミネラルの配合量によって数値化されていますが、シニア犬用のドッグフードとしては気をつけて見ておきたい成分です。
その理由は、灰分の割合が高くなると消化しにくいという指標になる為です。
シニア犬になると消化機能が低下してくる為、灰分の高いドッグフードを選んてしまうと消化する時に胃腸への負担が大きくなってしまいます。
犬の身体にとって灰分の量は5〜10%程度が適していると言われており、この範囲を基準にしてドッグフードを選ぶ様にしましょう。
5%未満ではミネラルの欠乏症に、そして10%を超えると過剰に摂りすぎる事になるため栄養成分表示を確認する事をおすすめします。
このこのごはんの灰分は6.7%以下と低めになっているので、シニア犬の消化器官への負担を軽減する事ができるでしょう。
オメガ6脂肪酸やオメガ3脂肪酸が配合

オメガ3脂肪酸やオメガ6脂肪酸は健康に良いとされる不飽和脂肪酸のひとつに分類され、非常に透明度が高い油の一種です。
油と聞けば身体に良くないと思うかもしれませんが、オメガ3脂肪酸とオメガ6脂肪酸は「悪玉コレステロールを減らして善玉コレステロールを増やす働き」があり健康維持に役に立つため積極的に摂りたい油なのです。
さらに中性脂肪を減らす作用もある為、血液をサラサラにする効果も期待できます。
ただし、オメガ3脂肪酸もオメガ6脂肪酸もあくまで「油」ですので、体に良いからといって摂り過ぎるのは良くありません。
また、これらの脂肪酸は犬の体内では作り出すことができない為、毎日の食事から取る必要があり健康維持のためには2つの脂肪酸をバランス良く摂る事が大切になります。
このこのごはんの原材料の鹿肉やマグロにはオメガ3脂肪酸やオメガ6脂肪酸が含まれています。
オメガ3脂肪酸のEPAやDHAはマグロやサケなどの脂肪分が多い魚に含まれていますが、実は母乳にも含まれている事からも健康維持に必要な成分だという事が分かります。
脳神経を活性化する作用もあり、人間の健康維持としても注目されている栄養成分なのです。
食べやすい硬さ

人間と同じように、犬も高齢になると歯が弱くなり噛む力や呑み込む力も衰えてきます。
粒が大きかったり極端に硬いドッグフードを与えても犬が噛み砕けない事があり、その場合食べるのを止めてしまいます。
このこのごはんの粒の直径は7〜8㎜程度の小粒タイプで、すごく柔らかい訳ではありませんが指先て押せば割れる程度の硬さですのでシニア犬にも食べやすいドッグフードだと思います。
それでも食べにくい場合はこのこのごはんを軽くふやかしてあげることで食べやすくなります。
\ 詳しいふやかし方はこちら /
消化しやすさ

歳を重ねたシニア犬は消化機能も弱ってくるため、食べたドッグフードを消化するときに胃腸に負担が掛かりやすくなります。
犬が消化しやすいのは肉類である「動物性タンパク質」の食べ物です。
逆に消化が難しかったり、消化するために胃腸に負担がかかりやすいと考えられているのは小麦やトウモロコシなどの「穀物」です。
「このこのごはん」は小麦やトウモロコシを使っていないグルテンフリー仕様で、鶏肉のささみを主原料にレバーや鹿肉、マグロなどの原材料を使った高タンパク低脂質のドッグフードですので、シニア犬に与えても消化器官への負担が軽減されるでしょう。
不要な添加物が入っていない

食べたものを消化するためには消化酵素の働きが必要になります。
肉類などにふくまれるタンパク質を消化するためには、タンパク質分解酵素が必要になります。
ある研究によると着色料の赤色3号や赤色104号などの添加物は、タンパク質分解酵素(LAP)の活性化を著名に阻害したと報告されています。
参考論文:食品添加物の消火器系に及ぼす影響
この様に添加物は種類や量によっては消化を妨げたり、胃腸の粘膜を刺激する事がある事から消化機能が弱っているシニア犬にとっては負担増になる恐れがあります。
このこのごはんには着色料や凝固剤、酸化防止剤などの添加物が使われていないので胃腸の機能が衰えたシニア犬にも安心して与える事ができそうです。
このこのごはんは全年齢対応

このこのごはんは全年齢に対応したドッグフードです。
ドッグフードの中には、「シニア専用」や「高齢犬用」などと書かれたものが多くありますよね。
パッケージだけを見て探すと「専用と書かかれている方がいいのかなぁ」と思うかもしれませんが実はそんな事もありません。
ドッグフードの中には「このこのごはん」の様に「全年齢」に対応したものもあります。
このこのごはんはビタミンやミネラルなど全ての栄養分析試験をクリアしていて「総合栄養食」として認定されていますので「水」と「このこのごはん」だけで全年齢の犬の健康を維持する事が出来るようになっています。
まとめ

「このこのごはんはシニア犬の主食として安心して与えられるのか?」について検証した結果をお伝えしてきました。
今回検証した内容をまとめてみましょう。
内容 | 結果 | シニア犬のおすすめ度 |
灰分が10%以下 | 6.7%以下 | ![]() |
オメガ3脂肪酸、オメガ6脂肪酸 | 配合 | ![]() |
食べやすさ | 7〜8㎜の小粒 | ![]() |
消化しやすさ | チキンを主原料 | ![]() |
添加物の有無 | 不使用 | ![]() |
この様に灰分量が6.7%以下という理想的な数値で、添加物も使用しておらすシニア犬の胃腸にも負担の少ないドッグフードですので、シニア犬の主食として安心して与えられるドッグフードを探している方はぜひチェックしてみて下さい。