小型犬は大型犬に比べて運動量が少ない傾向があるため「毎日散歩に行く必要がない」という方もおられます。
お仕事やご家庭の事情によって散歩時間の確保が難しい場合や、悪天候の日などは飼い主さんへの負担もかかってきますよね。
この記事ではチワワやトイプードルなどの小型犬にも毎日の散歩が必要なのか、そして小型犬の散歩で注意するべき事についてお伝えしていきたいと思います。
小型犬に散歩は必要なの?

散歩のメリット
- 散歩しながら躾ができる
- 犬との信頼関係を築く
- 運動不足の解消・肥満の防止
- ストレス発散ができる
- 他の犬とのコミュニケーション
小型犬に散歩が不要と考えている飼い主さんもおられるようですが、散歩にはメリットがたくさんあります。
散歩を通してしつけをしたり飼い主さんとの信頼関係を築く事ができるため、犬にとって大切な時間になります。
室内犬でもご自宅に広いお庭があるなど、飼育環境によっては家で運動できる場合もあるかもしれませんが多くの場合はそうではないのではないでしょうか。
健康維持のためには小型犬にも適度な運動が必要になってきます。
さらに散歩中に出会う様々な犬種のワンちゃんや、人々と触れ合う事で自然とコミュニケーション能力が身に付き、見るもの触れるものに刺激され社会生活に慣れてゆきます。
そしてもうひとつ大切な事が、散歩はワンちゃんのストレス解消になるという事です。
散歩では自然の風をうけながら堤防を走ったり坂や階段を駆け上ったりと、十分な運動をすることができるので毎日の散歩はリフレッシュや肥満解消などに繋がるでしょう。
小型犬の散歩の方法や注意点
小型犬の散歩をする時の注意点などをお伝えします。
特に大型犬などと一緒に小型犬を飼うなど多頭飼おうかと考えている方はチェックしてみて下さい。
小型犬の散歩の距離や時間

小型犬は中型犬や大型犬に比べて運動量が少なく、散歩の時間は20~60分、距離は1~2km程度が適度な散歩量になります。
散歩する距離も短いのでゆっくりしたペースで散歩する事ができます。
散歩中の関節トラブルなどのリスクを下げる為、坂や階段が多い道を避けたコースを選択するなどの配慮も必要です。
段差の高い階段などは抱っこするなどしてワンちゃんを守りながら信頼関係を築きましょう。
犬種ごとの散歩時間
チワワやパグ、パピヨン、マルチーズなど・・・20~30分
トイプードル、ミニチュアダックス、ポメラニアンなど・・・40~60分
犬の散歩時間は犬種だけで判断せずに、年齢や性格、健康状態などによってかわってきますので、ワンちゃんに合わせてコースや散歩量を決めて下さい。
散歩の時間帯

ワンちゃんの散歩の時間帯は季節に応じて変えていくのが一般的です。
小型犬の体温は人間よりも高く38~39℃もあり、被毛で覆われているので人間の様に汗をかいて熱を下げる事ができません。
小型犬は体が大きな中型犬や大型犬に比べて体力も少ないので、夏場はできるだけ暑い時間帯を避けて早朝や夕方以降の散歩がおすすめです。
夜間に散歩に行く場合は、自動車や自転車から見つけてもらえる様に、リードにライトを装着したり光る首輪を用いるなどして安全に散歩が出来る工夫をして出かけましょう。
散歩のマナー

ワンちゃんとの散歩は楽しいものですが、守らなければいけないマナーや注意点があります。
散歩中には人や他の犬に会う事がよくありますが、他人はあなたと同じ犬好きとは限りません。
犬が苦手な方はたとえ小型犬でも「怖い」と感じるものです。
散歩中にノーリードの犬を見かける事がありますが、思わぬトラブルを避けるためにも常にリードを付けておいて、人や他の犬とすれ違う時などはリードを短く持つ様にしましょう。
たとえ小型犬でも喜んで他の人に飛びつくと、天候によっては相手の方の衣服を汚してしまったり、吠えた時に驚いて転倒してケガをする恐れもあるので人に飛びついたり吠えない様にしつける事が必要です。
無用な飛びつきを防止するためには、人とすれ違う時などはリードを短めに持って間に飼い主さんが立つなどして犬をコントロールしましょう。
そして散歩のエチケットとして忘れてはいけないのが、排泄したら必ず始末するという事です。
お散歩用バックを携帯して、犬のうんちは必ず持ち帰ります。
万一他人の敷地などで排泄した時には水で流すなどのエチケットを行うとともに、その場でしつけを行いましょう。
まとめ
小型犬も散歩に連れていく事で様々なメリットがあります。
小型犬は運動量が多くないため長い散歩は不要ですが、できるだけ毎日2回の散歩が望ましいでしょう。
散歩中に他の犬や人と触れ合う事で、社会性やコミュニケーション能力が身につき、運動不足やストレスも解消する事ができます。
犬との散歩は飼い主さんにとっても良い運動になりますので、愛犬との時間を楽しみながら毎日の散歩に出かけてみてはいかがでしょうか。い。